毎年夏の終わりになると、次男が薪割りをしてくれたものですが、彼が遠くの町へ越していってしまった今、今年はいったいどうしよう。。。物思いにふけりながら、かつて子どもたちが遊んだツリーハウスの周りを散策してみます。
 2001年に1エーカーのこの土地を購入した時、あたりは一面雑木林だったので、家を建てるためには、林の樹木を伐採して着工を始めなければなりませんでした。伐採したカシの大木は数本をのぞいて業者に引き取ってもらい、冬場はセントラルヒーターをなるべく使わず、残った木で薪を割っては暖炉にくべて暖をとっていました。
 数年前に裏庭にプールを作った時に再び数本伐採してもらい、何等分かに切リ分けられたばかりの重たい幹を、夫と息子たちが二日がかりで片付けて、ここが次男の薪割りの作業場になったのです。薪割りをしては積み上げて、冬場になると少しずつ手押し一輪車に乗せて移動しガレージ前に重ねていきます。
 
 思えば、夫が、我が家の完成を待たずに倒産し夜逃げ同然に姿を見せなくなってしまった施工会社に見切りをつけて、自分でキッチンの床タイルを張ったりガレージの上に床材を敷いてくれたりしてから、早10年が経ちました。
 「わあ、歪んでいるけどいい味が出てる。」とか「こういう色合い、T市(母の実家のある場所)のグランマの家の床の色みたいでなんだかふるさとを思い出す。」などと言っているうちに、夫は、少しミスをしても「わびさ~び(『さ』にアクセントを置きます)」と気を取り直し、わざわざフィラデルフィア郊外まで出かけて錬鉄のドアノブを購入し、古き佳き入植時代のアメリカを彷彿させるコロニアル風のドアまで完成させてくれました。
 ある日は、「ドアも作れるんだから、あなた、もしかすると家具も作れるんじゃない?」と言って出かけ、夕方出先から戻ってみると、リビングルームの中央には、まあなんとお茶目な切り株作りのテーブルが鎮座しているではありませんか。
 「テーブルの表面のやすりのかけ方が十分じゃない、デコボコしている。」などと言って首を傾げては、夫は満足がいかない様子でしたが、普段はヤードセールの5ドルないし10ドル程度の家財道具で済ませている貧乏性の妻にとっては、とても大切な宝物となりました。
このテーブルを、わたしは「エレファント・レッグ(ゾウさんの足)」と呼んで日々愛用しています。
 
 
 
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裏庭から次男の薪割り場を眺めます。

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リビングルームの「ゾウの足」
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脚は3本ですが、見るたびにぞうさんの足を思い出すのです。

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4 thoughts on “おだてに乗る気立ての良い夫のお話

  1. これは「エレファント・レッグ以外の何物でもないでしょう!!あれ?「エレファント・レッグ」が「ピッグ・ノーズ」をふんずけてしまってる様にも見えますね:D

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  2. megamiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

    ね?やんちゃな感じがするでしょう!
    同じ木から切り分けられた幹でも枝でも、形が違っているので、切り株を見ているだけでわくわくします。夫が作ったものは、実際に道具や家具として使っていても庭にすっくりと立って風にそよぐ枝葉などを見ているせいか、リビングでもあのままの姿で呼吸しているかのようです。。。

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    1. ありがとうございます!渋めの色合い、私は気にいっているのですが、夫は、「しまった、ニスを塗りすぎた。」と言っていました。

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