毎日馬が駆け回る牧場の裏で、自分自身もポニーテールで腰の長さになるまで髪を伸ばしてきましたが、先週久しぶりに美容院で、肩までのレングスに髪をそろえてもらってきました。切った長さは25センチです。なぜその長さかって?それにはね、こんな理由があるのです。
4年半前に、ある病院の待合室で帽子のカタログを見つけたので、帽子が大好きな私は、ページをめくりながら素敵な帽子の数々に見とれていました。ページをめくっているうちに、それが、髪の毛を失った女性のために頭をすっぽり覆うように工夫して作られた帽子や頭髪用のスカーフのカタログであることがわかりました。
当時も比較的髪が長かったので、自分の髪の毛を切ってかつらにしてもらえるところもあるかもしれないと思い、早速その病院に勤める知人Lさんに、医療用のウィッグを作る機関があるかどうか調べてもらったら、フロリダのロックス・オブ・ラブ(Locks of Love)という非営利団体が髪の毛のドネーションを受け付けているというのです。彼女は、「P&Gのパンテーンでも受け付けていると思うけれど。。。」と付け加えながらも、『ロックス・オブ・ラブ』のほうの連絡先をメールで送ってくれました。Lさんによると、アメリカでは、医療用のウィッグを作ることに賛同し、伸ばした自分の髪の毛のドネーションに協力しようとする若い世代の女性の意識が非常に高いとのことです。
数日後、美容室へ行って自分の髪のレングスを調べてもらったら、「10インチの長さで受け付けてくれる『ロックス・オブ・ラブ』に送るためには、多分あと半年は伸ばさなければならないけれど、『パンテーン』だと8インチでOKだから3カ月位かしら。たしか、髪の毛の5%以上が白髪だと使ってもらえないと思いますが、まだ大丈夫そうですね。」とのこと。頭髪を失った女の子が私の髪の毛を使って作ったかつらをかぶっている姿を想像しながら、がんばって10インチまで伸ばしてみることに決めたのはいいのですが、ようやく『ロックス・オブ・ラブ』にドネーション用の髪を送ってくれる美容院を見つけるのに、また少し時間がかかりました。しばらく経つと、久しぶりに会った知人Aさんが、ある美容院で送付してくれるということを教えてくれました。彼女も、そこで切ってもらい自分の髪をドネーションをしたばかりだということです。
こういった経緯で何度か行ったことがあったので、先週再び、春まだ浅いカントリーロードを、メリーランド州パークトンにある『エリザベス・ジェイコブ・スパ&サロン』に向かいました。初めて髪をゴムで束ねて長さを測ってもらった時は10インチぎりぎりだったので、切った後かなりショートになってしまったことを思い出し、今回も短くなってしまうのかな、どんなふうになるのかな、などと想像しながらサロンに到着。
以前もそうしたように、今回も、ヘアカット前と後の写真を、髪を切ってくれたスタイリストの方に撮ってもらいました。その画像は先日書いた『地球の歩き方・ワシントンDC特派員ブログ』に掲載しました。(こちらをクリックするとご覧になれますので、もしお時間がありましたらどうぞ。。。→ エリザベス・ジェイコブ・スパ & サロン(Elizabeth Jacob Spa & Salon))
帰宅前に、「最近抜け毛が多いので、あと2年半でまたドネーションできるかどうかわからない」と相談したところ、『Rescue』というシャンプーとリンスで抜け毛が抑えられるということなので、しばらく使ってみることにしました。
そして、今回は、帰宅後、自宅のコンピューターで『ロックス・オブ・ラブ』のウェブサイトのドネーション・フォームを見つけて印刷し郵送の準備を。。。
切った髪の毛をジップロック(などのプラスティックかビニール袋)に入れて茶封筒で送るだけです。郵便局へもっていったら、郵送費は1ドル19セントでした。
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参照:
Elizabeth Jacob Spa & Salon
18821 Frederick Road
Parkton, Maryland, 21120
(410)357-0833
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LOCKS OF LOVE
住所:234 Southern Blvd.
West Palm Beach, FL
33405-2701
電話番号:Phone (561) 833-7332
ファックス番号: (561) 833-7962
トールフリー・ナンバー:(888) 896-1588
メギーさん、ご無沙汰しています^^。
良いお話ですね。お忙しい中で、多方面に気遣いされていることが素敵です。
私はとても白髪が多いので、無理だと思います。
子供のときからです。ですから、黒髪がうらやましいです。
最近、日本では黒髪ブームなので、少し浮いてしまって悲しいです。
普段はヘナですが、最近毛染めに行ったお店で言われたのは、抜け毛の原因は食べ物ではないかということでした。あと、季節もあるそうです。
実はアメリカでヘアカットにいったことがありません。
友人たちのヘアスタイルを見ていると、私のような髪は、毛量が多いので、わかめちゃんにされそうで怖かったんです。
メギーさんの行かれた大抵のお店は、上手にカットしてくれましたか?
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fujiyoさん
お久しぶりですね!いかがお過ごしですか?
コメントをくださってありがとう。日本でもこういった活動が増えることを願っています。髪のドーネーションでなくても、いろいろな形でお手伝いすることはできますね。献血は、(日本では)体重に関係なく、健康状態(血液)に異常がなければできますよね。数年前、当地で献血をしようと思って赤十字のブラッド・ドライブに行ったら、体重が基準に満たなくてだめだと言われました。今はどうかわかりませんが、110ポンド以上でなくてはいけなかったのです。
ところで、髪のドネーションの話に戻りますが、白髪が5%以上という話を聞いたときは驚きました。私自身が全体的にグレイヘアーだとして、もし自分の髪を失うことがあれば、そのままにしていても素敵だし、またはショートの白髪のかつらを選ぶかもしれないと思ったからです。
抜け毛は普段なら気にしませんが、今後も髪のドネーションをしたいという希望があるので、量は多いほうが良いのかも。。。海藻類はよく食べるのですが、意識的に量を増やさないといけないのかもしれませんね~。
仕事の関係者の日本人の方の髪型が素敵だと思って伺ってみると、帰国して日本で美容院へ行ったと返事が返ってくることが多いかもしれません。私も、数年前まで行っていた近所の別の美容院のスタイリストさんに、レイヤーを入れてほしいと注文をしてヘアカットして帰宅後、夫に驚かれて以来、なるべくややこしい髪型にはしないことにしています。まっすぐにしてください、と言って、どうしても量が多いせいかわかめちゃんのようになってしまう髪型を、仕事に出る前にさざえさんのようにカールしています。^^
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