茜色に染まる天空を
ほうき星と見紛うほどの光を放ちながら
18時45分の最終便が飛び去って行ったというのに
君らときたら、エンジンをふかしたまんま、
いつまで、そこでうつつを抜かしているつもりだい。
こうなったら、朝の始発を待つしかないね。
あの街の水平線の向こうに昇る
明日の日の出が見られないのは残念だが
畑から眺めるここの三日月も、
まあ、まんざらでもないじゃないかい?
せっかくだから
牧場の裏のサイロのドーム屋根を全開にして
天体望遠鏡でも出して
今夜は3人で、宇宙へ繰り出してみようじゃないか。
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