いつもは広い牧場の奥のほうにいがちな白い馬が、久しぶりにフェンスのそばで遊んでいました。
去年からここに棲みはじめたちっちゃなポニーも、愛嬌よく近づいてきてくれました。
3頭、元気よく走り始めました。
空気は澄み渡り、さあ、いよいよ春!裏庭用の椅子やテーブルを庭に出そう!、と張り切っていたのですが、明日、あさって、また寒冷前線で外気温が下がりそう。それを知ってか知らずか、3頭の馬たちは、元気いっぱいに、いつまでもいつまでも、土を蹴りながら牧場を走り続けていました。
いつもは広い牧場の奥のほうにいがちな白い馬が、久しぶりにフェンスのそばで遊んでいました。
去年からここに棲みはじめたちっちゃなポニーも、愛嬌よく近づいてきてくれました。
3頭、元気よく走り始めました。
空気は澄み渡り、さあ、いよいよ春!裏庭用の椅子やテーブルを庭に出そう!、と張り切っていたのですが、明日、あさって、また寒冷前線で外気温が下がりそう。それを知ってか知らずか、3頭の馬たちは、元気いっぱいに、いつまでもいつまでも、土を蹴りながら牧場を走り続けていました。
昨日食料品店に出かけたら、入り口を入ってすぐの陳列棚に、鉢に入れられた春の花が数種類飾られていました。ピンクや白や紫色の花々のプランターの中で、とりわけ私の目を引いたのは、紫色のヒヤシンスのつぼみ。遠い昔、小学校に上がる前の保育園で、机の上に置かれたチューリップとヒヤシンスの球根のうち、ヒヤシンスという名前だけはどうしても覚えることができずにがっかりしながら帰宅した後、私がじょうずに「ヒヤシンス」と言えるようになるまで、母が根気強く教えてくれたことを懐かしく思い出し、店先の数種類のヒヤシンスにじっと見入ってしまいました。
他の花はすべて綺麗に咲いているのに、この紫色のヒヤシンスだけが、かたくなに咲くのを拒んでいるようにみえ、名前を覚えることができなかった自分を見ているようで、思わず笑ってしまいました。
「遅咲きの花は、そのうちきっと、世界で一番美しい色をみせてくれるよ。」そんな思いで、この鉢を手に取り、持ち帰ったのでした。
まだ蕾のままですが、先週届いたオランダ在住の義叔母のカードが置いてあったリビングルームのテーブルに置いてみると、部屋の中が少し明るくなったような気がします。
ちなみに、英語では、「ヒヤシンス」ではなく「ハイアシンス: hyacinth(s)」に近い発音で呼ばれています。
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いつもの農道を運転していたら、とても綺麗な午後の陽ざしが、いきなり助手席の窓から降り注いできました。
広大なとうもろこし畑にはまだ残雪があるというのに、車の外に出てみると、そこここに春の匂いが漂っています。
思わず大きく深呼吸。。。!
ちょっと急いでいたのですが、スピードを緩めながら、そろ~りそろりと進みます。
目を凝らしてみると、丘の上の我が家も相変わらずちょこんとたっていて、煉瓦造りの農家の母屋の屋根にも、もう雪はなくなっていて、春はもう、すぐそこまで来ている模様 ― 。
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40センチ以上の大雪に見舞われた日、次男が、朝早くからドライブウェイから玄関までの雪かきをしてくれました。何十分後かに、キッチンの窓から外を眺めると。。。
次男は、庭で手袋をはめた両手で雪をすくっては屈みこみ、またすくっては屈みこみ何かをしています。防寒着を着込んで外へ出てみると、不思議な形の何かを製作中。。。あっという間に、ぎょろ目にべろりと舌を出した雪像が仕上がっていました。
家の中で仕事を片付けて、何十分後かに外へ戻ってみると、反対側には、穏やかでお茶目なお顔も掘られていました。とても面白い、リバーシブルの雪ダルマ(?)の完成です。
次男君、お茶目なプレゼントをありがとう!
次男によると、こちらが、パーティ用。
はい、こちらは、ビジネス用。
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そして、翌日のバレンタイン・デー。目覚めると、キッチンの窓から、彼が作ったビジネス用のお顔が庭でにっこり微笑んでいるのが見えました。まるで、ハーシーズのキスチョコレートのような可愛さです。
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1月3日。前夜降り積もった雪も止み、からりとした晴天です。その日のうちに銀行や郵便局へ行ってこなくてはならなかったので、夫にそう告げると「何もこんな寒い中わざわざ郵便局まで行くことはないだろう。雪道で何かあったら大変だよ。」とたしなめられました。
昨夜の雪道で、ほとんどフロントガラスに顔面を擦り付けるような体勢で運転していて、助手席に乗っていた彼に「運転かわろうか?」と訊かれたことや、その前日に「高速道路でおしゃべりに夢中になってしまって事故を起こすのは、女性の方が断然多いらしいよ。」と言われて「ああ、そうなの、やっぱりね。」と即答してしまったことなどを思い出し、夫に「めずらしく朝のうちに除雪車が来てくれたおかげで道路の雪はほとんどないから大丈夫。1時間で戻ってくるから。」と言い残し、彼の忠告を振り切って、ほとんどマイナス5℃の外気温の中出かけて用事を済ませた後、帰宅途中の出来事です。
1時頃、いつも通るB氏の農道に右折すると、澄んだ空気の中、B氏の納屋の屋根だけでなく、さぎ池の湖水に張った氷の表面までもがキラキラと銀色の光を放ちながら輝き、遠くには鳥のさえずりさえも聞こえています。何て美しい日なのでしょうか!
さぎ池に差し掛かる角を曲がる直前に、急に突風が吹いたので、景色を眺めていた私は、一旦車に戻って風が止むのを待ち、ゆっくりと再び車を発進させました。
辺りの美しさにうっとりと見惚れながら「こんなに広くて素敵な農場を手放さなくてはならないなんて、Bさん、どんなにがっかりしているだろう。。。」「農場の経営ができる資金さえあれば私が農場主になりたいくらいなのに。」とか「ジョン・ディアー製のトラクターにいつか乗ってみたい。」などと夢を膨らませながら坂道を前進している途中、道路が真っ白であまりに綺麗だったので、また車を降りて再び農場に向かってカメラを抱えると、B氏の広大な農場に、再度一陣の風がわたりました。風に乗ったトウモロコシ畑一面の雪が、一瞬のうちに砂埃のように私目がけて吹き殴ります。視界が真っ白になったので、私は、大あわてで車に戻って、サハラ砂漠のど真ん中で砂塵嵐に遭遇したわけではないことに感謝しながら、暫くの間風が止むのを待ちました。
数秒後、風が止んだようなので、さて、と車を発進させようとすると、車の車輪が先刻の横殴りの風で飛ばされ積もったばかりの雪にはまってしまっていることに気付きました。何度アクセルを踏んで車を前進させようとしても、タイヤがスリップして坂道を上ることができません。
「さあ、困った!」
一時間に数台しか車が通らない農道には、何分経っても対向車が現れません。
暫く経って後ろを振り返ると、150メートルほど後方の坂道の下のB氏のさぎ池の辺りに、やはり立ち往生してしまったのか、私の家の裏の牧場主R家の長男Bくんの比較的大きな白いピックアップ・トラックが止まっているのが見えました。「ああ、よかった!」あとは、B君のトラックが私の車を追い越して行った後、一旦車をバックさせてから彼の大きなトラックの車輪の跡を踏んで車を前進させれば良いだけです。
と、胸をなでおろしたのも束の間、何を血迷ったかBくんが運転するピックアップ・トラックは、猛スピードで道路をおりると、右手の池の後方の畑に乗り上げ、そのままものすごい勢いでトウモロコシ畑の急勾配を上り始めました。
どうにかしてBくんが気がついてくれるように、私は右手を大きく振りました。すると、彼が運転するトラックが私の車から少し離れたところで一旦スピードを緩めたので、私は再び助けを求めようと思い「ハロー!B!」と、右手を大きく振りました。すると、Bくんは、運転席の窓を閉めたままうなずき一瞬にっこり微笑んで、再び前進する体勢に入ってしまったのです。私は、自分の車の窓が閉まったままだということも忘れて、私を置いて猛スピードで去り去る彼のトラックに向かって「B!」「B!」と大声で叫び続けました。
B君が戻ってくるのを期待したのですが、5分待っても彼は現れませんでした。近所の銀行に行くだけだから、と携帯電話を家に置いて出てしまった私は、「降参しました。」の合図に車の窓からハンカチをはさんで垂らし、上り坂の途中に愛車を置き去りにして、家まで1マイル(1.6キロ)弱歩いて帰るか、なんとか車をバックさせてB氏のドライブウェイで方向を変えて大通りに出て、もう一本のルートで帰る方法を選ぶしかありません。私は、雪にはまったタイヤを何度も前後させてみて、ようやく車がバックできることを確認すると、ゆっくりとB氏のドライブウェイまで約80メートルほど車をバックさせました。
ところが、まだ排雪の終わっていなかったB氏のドライブウェイに後進したところで、再び車のタイヤが、雪の中にすっぽりと埋もれてしまったのです。ローファー履きを悔やみながらドアを押し開け、雪の中をズボッズボッと跳ねながら、一旦車から降りて見てみると、朝のうちに除雪車が排雪した、塩が混ざってずっしりと重たい雪が、B氏のドライブウェイに降り積もった新雪に重なって、私の車の左の前輪のまわりは、一部約10センチ以上の積雪に埋もれてしまっています。私は、車の中の筒形のコーヒーマグをつかんで、その中の飲みかけのコーヒーを雪の上に捨てると、再びズボズボと雪の中に戻り、素手のまま、持っていたマグカップで、左の前輪の後方の雪から、えっさっほらさとかき始めました。
数分後、マグカップで雪掻きをしている私の前の農道を、ついに大型のゴミ収集車が通りかかりました。農道に出てトラックが残して行った巨大な車輪の跡を確認すると、私は再び車中に戻り、また外へ出てせっせとタイヤの回りの雪掻きに励みました。
哺乳瓶ほどの大きさのマグカップでようやくタイヤを動かせるほど雪を払ってから顔を上げると、B氏のドライブウェイの奥の母屋のほうで、ジョン・ディア製のブルドーザーに乗って除雪しているB家のKくんの姿が見えました。
かじかんで真っ赤になってしまった左手を右手で摩りながら、再び運転席に戻ってエンジンをかけ、暖房を全開にして数分間暖を取ると、私は、4年前の大雪の日に、同じように — あの日は農道自体の積雪が5センチ以上はありました。 — 車が雪道にはまって車輪が埋もれてしまった時に夫が教えてくれたように、少しずつタイヤを前へ後ろへと動かしながら、徐々に車輪の前後の雪を踏み潰してから車を前進させ、ついに農道に戻ることに成功しました。
私の車が農道に戻る直前に、通りかかったご近所の旦那様が運転する黒のピックアップ・トラックが、かなり通り過ぎてから後戻りをして近づいてきてくれるのが見えました。
私は、トラックの後方からご夫妻に向かって大きく右手を振ると、数十分前には上ることができなかった農道を、再び我が家を目指して走り始めたのでした。
帰宅後、夫に事の顛末を話して聞かせると、雪国オハイオ州出身の彼は、「きっと、BくんもKくんも、君が、いつものように農場の写真を撮っていると思い込んでしまったんだね。やはり僕の忠告通り、今日は出掛けるべきじゃなかったってわけだ。大体、助けを求めるときには、にこにこ笑って『HELLO (ハロー)』ではなく、困った顔をして『HELP(ヘルプ)』と叫ぶべきだし、右手を上げるのではなく、両方の手をクロス(x)にしながら何度も何度も大きく振ってSOSのサインを送るべきなんだよ。片手を挙げて振るだけじゃあ、手を振っていつものあいさつをしているだけだ、と思われるからね。次に出かけるときには、携帯電話と手袋と毛布を持ってでかけたほうが良いよ。」と、のたまうのでした。
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